立教クラブOBインタビュー 立教小学校について

INTERVIEW_ELEMENTARY

立教小学校から大学まで通ったOB講師に、学校生活や学びの詳細を伺いました。
シリーズの最初は「小学校」のお話から。授業の雰囲気、宿題や提出物、学校行事、そして家庭でのサポートの実態まで、在校生・保護者にとって役立つヒントが詰まっています。

立教OB

立教小学校から立教池袋中学校・高等学校・立教大学まで16年間を立教で過ごされた柳澤先生

Q1. 立教小の授業はどんな雰囲気ですか?

「公立と大きく違うのは“話し合い”の多さです。国語の授業ではディスカッションが当たり前で、発表や意見交換が日常的に行われます。自分の意見を言える子が育ちやすく、一人ひとりを先生がしっかり見てくれるのも印象的でした。そうした環境が、学びに前向きな姿勢を自然と育てていると思います。」

Q2. 宿題や課題はどのくらい大変ですか?

「宿題の量はとても多いです。中学校の倍くらいありましたし、毎日日記を書くのも必須です。宿題が終わらないと帰れない決まりもあって、“最後まで出し切る”習慣が自然につきます。先生によっては日記や漢字ドリルを一緒に見てくれたり、雑談を交えながら15分ほど寄り添ってくれることもありました。勉強習慣がまだ身についていない子には大きな助けになっていましたね。」

Q3. 成績に関わるのはどんなところですか?

「テストの点数だけではありません。提出物やレポートの提出状況が点数化され、成績に直結します。小テストや週1の漢字テスト(80点未満は不合格)も厳しく管理されます。日々の課題を期限内に出す、忘れ物をしない――そういう当たり前の習慣が、そのまま評価につながるのが立教の特徴です。」

Q4. 忘れ物や持ち物管理はどれくらい大事ですか?

「忘れ物をすると授業や活動に参加できないこともあります。例えば体育や校庭活動に出られないなど、すぐに不利益があるんです。だから“自分で準備して忘れずに持ってくる”力が鍛えられます。これは学習習慣の基礎体力だと思います。」

Q5. 学校行事や体験学習はどんな内容ですか?

「立教小学校の特色は体験学習の豊富さです。5年生では修学旅行先を自分で選べて、屋久杉登山や四万十川のカヌーといった本格的な自然体験ができます。低〜中学年は軽井沢でキャンプをし、縦割りクラスで上級生と暮らします。こうした体験が自立心や仲間意識を育てています。毎年のキャンプに加え、年二回の遠足(または校外学習)があります。それに加え、任意参加ですがオーストラリアへの短期交換留学プログラムがあります。自分も参加し、小学5年生ながら海外で10日間ほど過ごした生活は今でも忘れられません。

Q6. 英語や基礎学力の育て方は?

「英語は聞く・話すの時間が多く、授業に参加していれば自然とできるようになります。ただ“書く力”は学校だけでは弱いので補強が必要だと感じました。漢字や語彙については、日々の積み重ねが全て。小学校で常用漢字をしっかり習得しておくことが、中学以降の実力テストにも直結します。」

Q7. 評価やテストの見方で意識すべきことは?

「小テストや途中の点数はあくまで“目安”です。大事なのは日々の提出物や授業態度、課題への取り組み方。点数に一喜一憂するより、“なぜ間違えたのか”を振り返って次に活かすことが評価にも力にもつながります。」

Q8. 保護者から見たときの課題はありますか?

「立教は放課後の預かり制度がなく、共働き家庭には負担もあります。実際には共働き世帯が多いので、“家庭だけでは管理しきれない”という声は少なくありません。宿題や提出物を家庭教師や個別指導で補っているご家庭もありました。他の塾では、ほとんどの塾が予習を行っており、ただでさえ負担の大きな小学校生活に更なる負担がかかってしまいます。小学校の時に、立教の宿題を手伝ってくれる人が居たら嬉しかったのに、そういう塾は今までほとんどありませんでした。

Q9. 私立小学校でよかったと感じた瞬間は?

「ミニテストや提出物チェックが日常的にあるので、自然と勉強習慣がつきます。先生は一人ひとりを細かく見てくれ、マイペースな子や習慣が身についていない子にも寄り添ってくれる。絵日記や漢字ドリルを一緒にやるなど、“伴走しながら伸ばす”教育がされていると感じました。保護者としても安心できる場面が多かったです。」

Q10. 最後に、保護者へのメッセージをお願いします。

「立教小学校は、宿題や提出物の管理が厳しく、忘れ物や抜け漏れがそのまま評価に響きます。長い時間、授業に集中するのが難しいお子さんや、まだ勉強習慣がついていないお子さんは特にペースに乗り切れず苦労することもあります。
だからこそ、宿題や提出物を一緒に管理し、進捗を見てくれる存在がとても貴重です。個別指導塾なら“宿題を計画的に終わらせる”“忘れ物を防ぐ仕組みを一緒に作る”といった支援ができます。家庭任せでは難しい部分を1対1でサポートすることで、子どもも保護者も安心感を持って学校生活を送れるはずです。」

 

「――次回は、中学校での学びや生活のリアルについて、さらに詳しく伺っていきます。」

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