ご家庭の学習相談で、「計算がなかなか身につかないのですが、うちの子は算数が苦手なのでしょうか?」という話がありました。
公立、私立小を問わず、学校によって宿題の量がかなり違います。
国語の漢字、語句の宿題はたくさん出るのに、算数は週1回しか宿題が出ないというような学校もあります。
中学受験生が多い地域では、宿題をあまり出さないでくださいと言われることもあるのでしょうか?地方の公立小に通っていたわが子の学校の宿題に比べて、都区内公立小学校の宿題量が少ないのに驚いたことがあります。
計算の練習量が少ないから、計算が身につかないこともあるのです。
ご両親がこれに気付かないままに、計算力が身についていない場合があります。宿題で足りないところは、自宅で計算練習をする必要があります。私が小学生のころは、毎日のように算国の宿題が出ていました。家で問題集を追加する必要もありませんでした。
今は、総合学習や英語学習の追加や土曜日休みにより、昔よりも算国の授業時間数が少なくなっています。その上、宿題も少なくなっているように思えます。このよう義務教育事情については賛否両論があるでしょうが、わが子に足りない部分を認識し、定着のためのドリル学習を取り入れる必要も出てきます。
ご家庭の負担が大きくなっていることを感じますが、すぐに塾や家庭教師を・・というのは短絡的すぎます。計算練習は毎日少しずつが基本ですし、市販ドリルを使った5~10分学習で十分です。朝や夕飯後など、決まった時刻に取り組むのがよいでしょう。