先週、理科実験&観察の重要性について書きました。
単元テストでも、実験、観察結果について
「記述形式」で答える問題が出されます。
公立小の単元テストでは「短文」で答える問題が
ほとんどですが、データや理由も示しながら
細かな記述が求められる私立小もあります。
小学生の理科テストの記述を見ますと、
実験、観察結果にあいまいな表現が
多いと感じます。
実験、観察結果は具体的にわかったことを
記述する必要があります。
たとえば、「物の溶け方」のテストで、
以下のような解答をする生徒がいます。
「変わる」ってどう変わるの?
「物によって違う」って、どのように違うの?
書いた内容について「質問をされる」ような
記述は「あいまい」だということになります。
観察、実験結果の記述については、
模範解答を写し、記述の定型を
身につけるともに、
実験、観察時のノートや提出物で、
しっかり練習を積んでおくことが大事です。
あいまいな記述
×水温によって溶ける量が変わる
記述の修正
⇒水温が上がると溶ける量が増える。
あいまいな記述
×物によって溶ける量が違う
記述の修正
⇒食塩はホウ酸よりも溶ける量が多い。
あいまいな記述
×水の量が増えると、溶ける量が変わった
記述の修正
⇒水の量が2倍に増えると、溶ける量も2倍に増えた。