小さい弟妹がいる場合、上の子はがまんしていることがあります。
聞き分けの良く、弟妹思いのお兄さん、
お姉さんに親が頼りきってしまうこともあるでしょう。
しっかりしている様子の長男、長女でも
小高学年まではまだまだ親に甘えたい年齢です。
このような場合、
上のお子さんとふたりで過ごせる時間を
持ってあげることをお勧めします。
たとえば、お母さんとふたりでランチに
出かけるのもよいでしょう。
おかあさんをひとり占めできる時間、
話を聞いてあげる時間をゆっくりつくってあげましょう。
おいしいものを食べ、ゆったりとした時間を
すごすだけで心も満たされるものです。
いつも弟妹の世話で忙しいお母さんが
自分のためだけに時間をとってくれたというだけで、
こどもはうれしいものです。
ただし、こういう時は絶対に小言はなしにしてください。
「おにいちゃんとおいしいもの
食べに行ったって聞いた!ずるい!」と
下のお子さんに言われたら、
今度は下のお子さんといっしょに
出かけるのもいいでしょう。
おかあさんが自分だけに作ってくれた時間に、
こども1人ずつの心が満たされます。
中学生でも、お子さんの性格によっては喜びます。
ちょっとリッチな子供の好物であればなおさらです。
ただし、こことばかりに学校のこと、
勉強のことなどをしつこく聞くのは禁止ですよ。
逆効果ですし、2回目を誘ってもついてこなくなります。