大手教育総合研究所（2015年）が行った
「小中学生の学びに関する実態調査」によると、
小学生の８割、中学生の７割近くが、
学校以外でよく勉強する場所は
「家のリビングルーム」と答えています。
家庭教師指導を通して、
小学生のリビング学習は定着していると感じていましたが、
中学生の７割がリビングルームで
勉強しているとは正直驚きました。
私は中学生になって自分の個室を与えてもらいました。
親の目を気にせずに、
ひとり静かに勉強や遊びに没頭できる時間を
持つことができ、
とてもうれしかったのを覚えています。
今は兄弟の数も減り、
リビングでも割と静かに学習できる家も多いのでしょう。
また、ひとりで部屋にこもっていると
遊びに誘惑されてしまうので、
リビングで勉強したほうがいいという
中学生も結構いるのかもしれません。
中学生でも自分の意志で
リビング学習するのはよいと思います。
塾授業後に、自主的な居残り勉強を
している小６生がいました。
授業を聞いたあとすぐに復習すると
勉強がはかどるから始めたと言っていましたが、
勉強への姿勢がすばらしいと感心しました。
それまでは受け身の勉強態度でしたが、
塾での自習をはじめたころから、
ケアレスミスで基礎問題を落とすことが
少なくなっていきました。
小学生も中学生も、
自分にあった勉強場所を見つけることが大事です。
勉強内容でリビングと自室を切り替えたり、
学校の自習スペースや図書館を利用するなど、
いろいろと工夫してみましょう。
