露木先生の野外観察会・おもしろ実験教室
発見や感動と出会う野外観察会は、お子様が全身で感じる学びの場
いいだばし・えびす幼児教室では、小学校入学前のお子様を対象に野外における体験活動を運営しています。
野外での「五感で感じる活動」は、自然や人との触れ合いによる「発見」や「感動」が生まれます。日頃都会での便利ではあるが窮屈な生活を離れて、非日常的な環境での自然体験は、お子様が主体的に考え、問題意識を持ち、解決する心を育みます。
露木先生プロフィール
元筑波大学付属小学校教員・元早稲田大学教授
現在、早稲田実業初等部での教師の研修を担当。また、早稲田フィールドサイエンスを監修。
自然の知識が大変豊富で、子供から大人まで学習意欲が高まるご指導で人気を集める。
今後の予定(2024年度)
8/18 (日)長野県入笠山
アサギマダラの観察
9/22 (日)平塚市土屋
赤トンボの観察
10/13(日)厚木自然観察の森 秋の自然観察
蝶々バッタコオロギなど
11/17 (日)南足柄市矢倉沢
木の実や種集め
費用
1回:16,500円(1家族)
※外部生の方は別途、野外会員の入会金として33,000円が別途かかります。
参加方法
内部生:担当の先生にご連絡ください。
外部生:以下のフォームよりお問い合わせください。
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過去の野外観察会
2023年11月に平塚で行った野外観察会の様子を露木先生のブログからご紹介します。
平塚市の馬入川沿いにある「水辺の楽校」。ここは以前、平塚博物館館長だった浜口哲一先生が創られたものです。「浜口哲一自然観察路」という名前がついています。
お世話になった浜口先生。昔、追っかけのように、毎月平塚まで通って自然観察を教えていただいた先生です。
今、私が、先生が創られた自然観察路を、小さなかわいい子どもたちと歩きながら自然の観察をさせていただいています。
きょう、ここで幼児と保護者を対象に自然観察会を行いました。小さな子どもたちと自然観察を楽しむために、今回私が準備した<仕掛け>です。
1 <見つける 1> ―集合場所でー
予めポケットに忍ばせていた、メタセコイアの葉、コノテガシワの実を探す。
メタセコイアの葉は掃除が行き届いていてなかなか落ちていません。でも、子どもはすぐに見つけてしまいます。さらに私が見つけられなかった実も拾ってきました。
2 <見つける 2> ―途中でー
ケヤキの実、ケヤキの樹皮の下を探しながら「水辺の楽校」に向かいます。
樹皮の下には小さなクモが潜んでいました。水辺の楽校の観察路で、テントウムシがたくさんいました。下見の時には見つからなかったものです。偶然、このように見つかることも多いのです。
3 <嗅ぐ> ―途中でー
途中、ローズマリーが植栽されています。葉っぱを一枚とり、匂いを嗅ぎます。
もちろん、浜口流「匂いを嗅ぐ作法」を使って。
作法とは、両の手の平に乗せて、そのまま嗅ぐ、ちぎって嗅ぐ、指ですりつぶして嗅ぐ、というものです。
4 <作る>
ナンキンハゼの白い実を使って即興のクラフトづくりです。コードレスグルーガンをもちこみ、落ちている木の枝を使ってナンキンハゼの実に顔を描き、枝に付けるというものです。可愛い「まっしろしろすけ」ができました。
5 <飾る>
百均の弁当箱に黒い紙と両面シールを貼っておいて、拾った木の実を貼りつけて飾るというものです。拾った実と子どもとがつながるきっかけになります。私のサンプルを見せ、今日はこんな種や実が見つかりますよ、と話します。カラスウリの赤い実に興味津々でした。
6 <食べる>
衛生上の問題もあるのでそうたびたびはしませんが、オニグルミの実を「食べる人いますか?」と聞き、ほんの少し口に入れてあげます。割るのが大変でした。
7 <触る>
ジョロウグモが見事に網をはっていました。私が手に取って、「触ってごらん」というとおっかなびっくり触る子が出てきます。手の平に乗せるだけなので噛んだりしません。見ている保護者の方が顔をしかめていました。
8 <かざす>
私の「定番」の<仕掛け>。葉っぱのステンドグラスを今回もやってみました。下見の時、ナンキンハゼの葉が色づいてきていました。この赤い葉を使って「アカトンボ」ができます。光にかざすとステンドグラスです。
途中、エンジュの木があり実がぶら下がっていました。この実を光にかざすと中の種がくっきり影になって見えます。
9 <遊ぶ>
タンポポの綿毛を吹いて飛ばすのは子どもはよくやります。でも、他の綿毛でも十分できます。ノゲシの綿毛をふっと吹くときれいに飛んでいきます。見ていた保護者からも驚きの声があがります。
もちろん、このような<仕掛け>がなくても子どもたちは縦横無尽に遊びます。バッタとりに夢中になる子、キノコを探す子、あたりを探検する子・・・
子ども自身の促しが最優先されることは言うまでもありません。「楽しかった」という心の充足感が生まれるように観察会のお手伝いをしていきたいと思うのです。
毎月様々なテーマで行う自然観察会
2月 赤ガエルの産卵観察
3月 カブトムシの幼虫狩り
9月 アサギマダラ(蝶)の観察
9月 押し花づくり