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【Tea Break】 夏休みの宿題

小2ではじめて読書感想文を書いたとき、何を書いていいのか、
さっぱりわかなくて、机に座っては「一行も書けない。」
が何日も続いたのを覚えています。
4~5日かけてやっと書き上げて母に見せたら、
「あらすじがよくまとまっているけれど、感想をもっと入れたほうがいいよ。」
と言われた覚えがあります。
でも、また書き直す気にもなれずそのまま提出しました。
先生からは「はなまる」がついて返ってきましたし、
今思えば、「あらすじをまとめるのがうまい。」
でもよかったのだと思います。

自分の力で要旨をまとめる練習にはなったのです。
昔は、国語の授業で作文を書かされることがとても多かったですし、
上手だと言われたことはなかったですが、
中学では書くことが好きになり、高校、大学と
レポートを書くのに苦労したことはなかったです。
そこで思うのが、今の子供たちは、
親や大人に手伝ってもらいすぎかな?ということです。
手伝ってもらいすぎていると、自分で書く力が育ちません。
感想文も、小1~2年は書く方法を手ほどきするといいですが、
小3~4ではこどもが自分で書き始められるようになり、
また、小5になったら、
時間がかかっても、ほぼ自力で書く練習をしてもらいましょう。
保護者は、できた感想文の「てにをは」や
「漢字のミス」を直してあげればよいでしょう。
「すばらしい感想文」を書くのが目的ではありません。
どのような内容になったとしても、
自分の力で課題を成し遂げていくことが大事です。
中学になってまで、保護者が感想文や作文を
手伝わなくてはならないようでは困ってしまいますね。
自力で書きあげたことをほめ、内容について、
あれこれ指摘するのもやめていきましょう。
そのほうが、こどもの力が伸びます。