学校テスト、塾テスト、模試が返却されると
問題用紙に「ミミズがはったような数字やメモが書き散らしてあること」
よくあります。これを見て、
「こんな汚い文字で計算を書きなぐっているから計算ミスばかりするのよ。
気をつけなさい。」と小言をいう母親も多いと思います。
こどもがこのようなタイプでしたら、
算数や数学の先行きが少し心配です。
ただ、「何度言ったらわかるの!
気をつけなさい。きれいな字で書きなさい。」と
小言を言うだけでは、
なかなか改まらないことを知っておいてください。
計算の書き方、計算メモの取り方、問題用紙の余白の使い方、
大事なところに線や印をつける方法など、
小学生がこれらを自然に身につけていけると思いますか?
学年があがると問題用紙に文章がびっしり書いてあり、
十分に余白をとっていないテストもあります。
「きれいな字でていねいに・・」
というだけではこどもはどうしていいかわからないものです。
直したほうがよいところがあれば具体的に助言しましょう。
「この問題」は「問題用紙」の「どのあたり」に
「このくらいの大きさの字」で計算を書くとよいなど
具体的に改善策を示しましょう。
テスト返却後の問題用紙をみて、
こどもが、「どの問題」を「どのメモ」で考え、
「計算はどこに書いてあるか?」がわかることが大切です。
私はテストにおける計算の書き方やメモの取り方を
指導するようにしています。
具体的にアドバイスすると、
テストでの余白の使い方がだんだんと上手になっていきます。