インター受験コース
インターナショナルスクール受験のために必要な英語力の向上と、行動観察・面接対策・筆記試験対策を行うコースです。
インターナショナルスクールの入学試験は「書類選考(保護者のエッセイ)」「面接」「行動観察」、学校により「筆記試験」が行われることが多く、また、問題なく日常生活を過ごし、授業を受けられる英語力が求められます。
インターナショナルスクールとは
インターナショナルスクールは、国際的な視点で教育を提供する学校で、主に外国籍の子供や国際的な環境で育った子供を対象としています。しかし最近は両親が日本人でもインターナショナルスクールにお子様を通わせたいと希望するご家庭も増えてきました。
インターナショナルスクールのメリット
国際的なカリキュラム:インターナショナルスクールでは、国際バカロレア(IB)やケンブリッジ国際試験(CIE)などの国際的に認められたカリキュラムを採用していることが多いです。これにより、グローバルな視点での学びを提供し、異文化理解や国際感覚を育む教育が行われます。
英語での授業:授業は主に英語で行われ、子供たちは自然と英語力を高めることができます。また、多言語教育を実施している学校もあり、英語以外の言語の習得もサポートされます。
多文化環境:生徒のバックグラウンドは多様で、世界各国からの子供たちが集まります。このため、異文化交流の機会が豊富で、国際的な視野を広げることができます。
個別対応:インターナショナルスクールでは、少人数制のクラスや個別指導が充実しており、一人ひとりの学習ニーズに合わせた教育が行われます。これにより、各生徒の強みを最大限に引き出すことができます。
最新の教育技術:多くのインターナショナルスクールでは、最新の教育技術を積極的に取り入れています。デジタルツールやオンラインリソースを活用し、子供たちが21世紀に必要なスキルを身につけるサポートをしています。
グローバルな進学先:インターナショナルスクールの卒業生は、世界中の大学や高校への進学が可能です。国内外の名門校への進学実績が多く、高い教育水準を誇っています。
デメリット
高い学費:学費が高額であることが多く、経済的負担が大きいです。一般的な私立校と比べても1.5~2倍近くに上ります。
【費用相場】
入学金:20~50万円
授業料:100~300万円
施設使用料:20~50万円
教材費:20~50万円
保護者会費:2~5万円
カリキュラムの違い:国際的なカリキュラムは国内の教育システムと異なるため、国内の進学先を希望する場合に不利になることがあります。
文化の違いへの適応:多文化環境に適応するため、文化や言語の違いにストレスを感じることがあります。
限定されたコミュニティ:地域の公立学校とは異なり、地元のコミュニティとのつながりが薄くなることがあります。
日本語力の維持:授業が英語で行われるため、日本語力の維持・向上が難しい場合があります。日本語も英語もどちらも中途半端になってしまう状態になると、今後の人間形成にも多大な影響を及ぼします。
特に問題となるのが、インターナショナルスクールからの転校や進学です。
インターナショナルスクールでは、一般的に主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設ととらえられています。インターナショナルスクールの中には、学校教育法第1条に規定する学校(以下「一条校」といいます。)として認められたものがありますが、多くは学校教育法第134条に規定する各種学校として認められているか、又は無認可のものも少なくありません。
そのため、日本国籍の子供を一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させたとしても、保護者は法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません。
つまり、一条校でないインターナショナルスクールの小学部を卒業しても、普通の公立や私立中学の一条校への入学は認められないこととなります。転入も同様です。
入学したいインターナショナルスクールが一条校であるかを必ず確認し、一条校でない場合の転入や卒業後の進学をあらかじめ考えておく必要があります。
(現在はインターナショナルスクール卒業であっても帰国生枠として受験できる私立中学も複数ございます。ご相談ください。)
このようなデメリットがある中でも、インターナショナルスクールは、ますます人気がある選択肢の一つです。国際的なカリキュラムと多文化環境で英語力や異文化理解を育む場としてお子様を入学させたいと考えるご家庭は多いようで、年々受験者数は増えています。
高い学費や日本語力の維持が課題ですが、グローバルな視野と進学先の幅広さは大きなメリットです。将来の可能性を広げるため、インターナショナルスクールは価値ある選択肢といえます。
インターナショナルスクールに受かるためには
英語力の向上
英語が授業の主言語となるため、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの全てのスキルをバランスよく向上させることが重要です。インターナショナルスクールは英語学校ではありませんので、年齢相当の英語力が必要となります。入学初日から先生の英語の説明を理解できる力を準備していきましょう。
国際的な視野
異文化理解や国際感覚を身につけ、幅広い視野で物事を考える力を養うことが求められます。
アカデミックな基礎力
国語、算数・数学、科学などの基礎学力をしっかりと身につけ、入学試験に備えることが必要です。また、英語に関しては、文字の理解も若干求められます。大文字・小文字の理解、名詞・動詞などの識別もできることが望ましいです。日本語の筆記試験がある学校もあります。
面接対策
入学面接では、コミュニケーション能力や協調性、自信を持って話す力が評価されます。模擬面接などで練習することが大切です。学校によっては、身だしなみや挨拶、自己表現力などの能力の有無も判断材料となります。
課外活動の経験
スポーツ、音楽、アートなどの課外活動に積極的に参加し、幅広い経験とスキルをアピールできるようにします。
家庭のサポート
保護者の理解と協力が不可欠です。家庭でも英語環境を整えるなど、子供の学習をサポートすることが重要です。ただしご両親が日本人の場合、難しい場合もありますので、講師が日常生活で英語環境を整えるための工夫とアイデアをお伝えいたします。
受験対策コースの利用
専門の塾や家庭教師を利用し、インターナショナルスクールの入試に特化した対策を行うことも効果的です。
これらの要素をバランスよく整え、万全の準備をすることで、インターナショナルスクール小学部への合格に近づくことができます。
いつから準備をしたらいいのか
インターナショナルスクールはおおむね9月入学が多いようです。年中の秋に願書受付、年中の冬に試験と面接を行います。一般の私立小学校の入学試験は年長の秋に行われますので、1年早い準備が必要です。
できれば、3歳からの準備ができるようご家庭で検討されることをお勧めいたします。その時点までに英語で年齢相当の受け答えができることや、簡単な絵本を読めるようになっていることが理想です。その力を基礎として、面接練習、個別指導をしながら受験準備を行っていきましょう。
ご両親が日本人の場合、特に早めの準備が重要になります。受けられる学校の選定や日常生活での過ごし方など、英語力をつけるための環境作りを準備していきましょう。
個別指導クラス
対象:1歳半~年長児男女
授業時間:9:00~18:00 のうちの90分~120分
授業場所:飯田橋幼児教室・恵比寿幼児教室・家庭教師(お選びいただけます)
月齢差が大きい時期です。お子様一人一人の月齢・個性に合わせたきめ細やかな指導をいたします。
完全マンツーマンの個別指導です。
1人のお子様にじっくりと向き合いますので、ご家庭の教育方針やお子様の個性に合った学校選びのお手伝いをいたします。
また、ご不安の多い保護者の方へ、インター受験のスケジュールやご家庭での取り組み方、エッセイの書き方、面接の受け方、行動観察についてのアドバイスなど、安心して受験に取り組めるようサポートいたします。
個別指導クラスの特徴
1. 曜日・時間が自由に選べる
土日・日曜も含め、授業の曜日と時間は自由に選べます。保護者様のご都合に合わせて振替も可能です。
2. 指導日ごとのマザリング
レッスンの様子をしっかりお伝えし、ご家庭での学習アドバイスをいたします。志望校選び・願書・面接についても綿密に指導します。
特にエッセイの書き方については保護者の方と密に相談しながら作成を補助いたします。公立や私立小学校を選ばずなぜインターナショナルスクールを受験するのか、ご家庭独自の教育方針をまずは言語化していきましょう。そこから学校の教育理念と共感するポイントを探します。
また、お子様の個性を伸ばし、アピールする方法を一緒に考えます。エッセイから面接にうまくつながるように魅力的な文面を作成しましょう。
3. 行動観察レッスン
行動観察は志望する学校の形式に合わせたレッスンを行います。積極性やコミュニケーション能力を発揮できるよう、態度や表現力を磨きます。
5.英会話レッスン
インターナショナルスクール受験の面接対策として、さらに入学後の学校生活が円滑に営まれるよう、英会話を中心に、ネイティブ講師を含む経験豊かな講師が指導を行います。
海外からの帰任が決まり、インターナショナルスクールを検討されているご家庭も是非一度ご相談ください。インターナショナルスクールと同時に、英語保持コースや中学受験個別指導コースもございます。帰国時にお役立てください。