立教クラブOBインタビュー 立教池袋中学校・高等学校について

INTERVIEW_JUNIOR_HIGH

立教小学校から大学まで通ったOB講師に、立教中学・高校での学びや生活の実態を伺いました。
小学校と比べて一気に厳しくなる進級ルールや、補習の実態、そして大学進学に向けた現実的な課題――。在校生・保護者にとって見逃せないポイントが詰まっています。

立教OB

立教小学校から立教池袋中学校・高等学校・立教大学まで16年間を立教で過ごされた柳澤先生

Q1. 中学校の成績評価や進級制度はどのようになっていますか?

「中学校では提出物やテストを含めて総合的に評価されます。100点満点で50点を切ると即不合格。ひとつでも不合格があると進級できない仕組みです。中3まではそうしたルールが徹底されています。最後の最後で補習を受けて合格すれば進級できる場合もありますが、不合格が複数になると厳しいですね。」

Q2. 高校に進むと基準はどう変わりますか?

「高校ではさらに厳しくなります。不合格が4科目以上あると留年が決定。3科目以下なら進級できますが、翌年に追加の補習や再テストを受けなければなりません。つまり不合格を取ると学習生活そのものがかなりきつくなります。更に、そもそも不合格があると大学への推薦権が無くなってしまいます。

Q3. 補習や課題はどのくらい大変ですか?

「補習クラスでは授業以外にレポートや提出物も課されます。放課後の課外授業に加えて勉強しなければならず、生活の負担はとても大きいです。中学にも補習や再テストはありますが、高校ほどではありません。中学は年度末に合格点を取れば進級できます。」

Q4. 高校生活の厳しさを具体的に教えてください。

「高校で不合格を取ると、その後の生活は本当にきついです。補習や追試に追われ続け、『高校生活が壊れるくらい大変』です。中学と違ってテストや課題の量が格段に増えるので、学業以外の時間がほとんど削られてしまいます。」

Q5. 成績の見方はどう意識すべきですか?

「成績表はあくまで“途中経過”にすぎません。前期・中期・後期で成績は出ますが、最終評価は年度末の総合成績で決まります。中間や期末の結果は“ボーダーラインを示すもの”であり、それ自体が進級や留年を直接決めるものではありません。」

Q6. 大学進学に向けて気をつけるべきことは?

「高校の成績は内部進学に直結します。評定平均が一定基準を下回ると受験資格を失うこともあるので、特に注意が必要です。不合格を重ねると補習や追試が増え、本来の受験勉強に集中できなくなります。
また、成績の“見せ方”も大事です。例えば夏前に出る成績表は途中経過にすぎないのですが、生徒や保護者は『まだ挽回できるか』『どこが危ないか』を確認し続けなければなりません。」

Q7. 学習習慣と補習の両立は難しいですか?

「学校の授業だけでは不十分で、放課後の課外学習や家庭学習を積み重ねる必要があります。補習が増えると生活が補習中心になり、他の科目を勉強する時間が削られてしまいます。だからこそ“提出物をきちんと出す”“小テストで最低限落とさない”といった日常の積み重ねが非常に大事なんです。」

Q8. 保護者のサポートはどんな役割を果たしますか?

「保護者の理解はとても大切です。途中の成績を見て『もうダメだ』と焦るのではなく、年度末の評価が決定的であることを理解する必要があります。逆に放置してしまうと不合格が積み重なり、最後にまとめて取り返すのは難しいです。声かけや提出物のチェックなど、家庭での細かいサポートが求められます。」

Q9. 最後に、講師として伝えたいことは?

「高校生活は想像以上に厳しく、勉強量も補習の負担も大きいです。中学ではまだ救済の余地がありますが、高校に入ると一気にルールが厳しくなり、少しの油断が留年につながります。
だからこそ“不合格を取らないこと”が最重要。そのためには、日頃の小さな積み重ねと家庭の支援が欠かせません。大学進学を見据えるなら、早い段階からの意識づけと計画的な学習が必要です。

立教中学・高校の内部推薦のシステムは複雑です。卒論・自己推薦・評定と様々な評価基準が大学進学に影響します。

立教の内部のシステムを理解し、普段の勉強だけでなく評価基準をそれぞれを深く理解している立教OBによる指導が、当塾に通う最大のメリットです。

 

「――次回は、立教大学への内部進学について伺います。」

 

立教大学 内部進学 インタビュー

立教小学校から大学まで通ったOB講師に、最後は「立教大学への内部進学」について伺いました。
希望する学部へ進むには、日々の成績や評定が大きなカギを握ります。中学・高校での積み重ねが、大学進学にどう影響するのかを整理しました。

 

Q1. 内部進学で最も大切なものは何ですか?

「一番大切なのは“評定(内申)”です。授業態度、提出物、定期テストの結果が合算されて評定になります。評定平均が基準に届かなければ、どんなに志望しても推薦はもらえません。つまり、毎日の授業をどう過ごすかがそのまま大学進学に直結しているんです。」

Q2. 不合格や補習はどんな影響を与えますか?

「不合格が増えると補習や追試が重なり、勉強時間のほとんどを“補習対応”に取られてしまいます。本来なら受験や将来に向けた勉強をする時間が、全部補習でつぶれてしまう。悪循環に入ると、大学進学どころではなくなります。」

Q3. 評定はどうやって上げられるのでしょうか?

「特別な勉強よりも“落とさないこと”が大事です。小テストや提出物を確実に出す、授業での姿勢を崩さない――そうした積み重ねが評定を押し上げます。逆に、宿題の遅れや忘れ物を放置するとすぐに評定が下がるので注意が必要です。」

Q4. 保護者ができるサポートはありますか?

「成績表を見て焦るより、“まだ挽回できるのか”を一緒に確認し、声をかけてあげることが大切です。提出物や課題の進捗をチェックしてあげるだけでも、本人の安心感が違います。学校任せにせず、家庭でも伴走する姿勢が求められます。」

Q5. 内部進学を成功させるためのメッセージをお願いします。

「立教大学への内部進学は、外部受験に比べれば大きなチャンスです。ただし“評定を落とさない”という条件を満たし続ける必要があります。そのためには早い段階から意識を持ち、計画的に学習を進めることが欠かせません。
大学進学を見据えて、日々の授業・提出物・小テストに丁寧に取り組む――これが何より大事です。」

 

「――立教大学への内部進学は、特別な勉強法ではなく“日々の授業と提出物を大切にすること”がカギです。家庭任せでは難しい部分を講師が一緒に管理し、子どもが安心して努力を続けられる環境をつくる。それが合格と将来の自信につながります。」

立教クラブOBによる小学校インタビューを見る

立教クラブHPへ戻る

 

進学の
プロフェッショナル

徹底サポート
0120-332-379

月〜金|10:00〜20:00 土|10:00〜18:00

資料請求・お問い合わせ
画像 画像 画像 画像 画像 画像

PROFESSIONAL SUPPORT