雙葉小学校を受験されるご家庭へ
雙葉小学校の教育理念や校風、入試の流れ、願書作成のポイント、考査で重視される力などを、丁寧にまとめました。
雙葉を志すご家庭が、自信を持って準備を進められるよう、どこよりも詳しい情報とともにお届けします。
教育方針・学校の特徴
雙葉小学校は、校訓「徳においては純真に、義務においては堅実に」の精神のもと、カトリックの価値観を大切にしながら、一貫教育によって人格を育む学校です。
真摯さと謙虚さ、そして周囲への思いやり。
派手さよりも、心の清さと誠実さを尊ぶ姿勢が貫かれています。
ここで育つお子さまは、
「今、自分にできることを見つけ、静かに行動できる人」
として成長していく傾向があります。自主性という言葉が独り歩きするのではなく、“人と調和しながら自ら動く”品のある自立心が育まれる環境です。
雙葉小学校は「特別な縁故が必要」と思われがちですが、実際にはそのような門構えを示す学校ではありません。大切なのは、日々の家庭教育が丁寧に行われているかどうか。
合格されるご家庭には共通点があります。
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お子さまが子どもらしく、穏やかに育っている
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ご家庭の生活リズムや習慣が整っている
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“親が主役”ではなく“子どもの成長”を中心にした生活
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毎日の読み聞かせや対話の習慣
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お子さまが自然に家事のお手伝いを担っている
特にお母さまのかかわり方を大切にする校風であり、
日常の丁寧な養育姿勢こそが、入試において伝わる要素です。
考査で見られる力
雙葉小学校の考査は、特別なテクニックを問う試験ではありません。
たとえば「巧緻性(手先の器用さ)」では、難しい制作課題が出るわけではなく、クリップを止める、ひもを通すといった、日常の中で自然に身につく動作が見られます。つまり、特別な練習よりも、普段からお手伝いをしているかどうかが大切なのです。
また「お話の記憶」は雙葉らしさがよく出る分野です。
内容が長く、細部までしっかりと理解していないと答えられません。
けれど、これは「訓練」ではなく、「日々の読み聞かせ」から生まれる力です。
保護者の方が読み聞かせをし、わからない言葉を一緒に調べたり、登場人物の気持ちを話し合ったりする――その積み重ねが、考査で問われる「聞く力」「理解する力」「落ち着いて取り組む姿勢」につながります。
つまり、雙葉の入試で評価されるのは、日常の中にある家庭教育の丁寧さです。
どれだけ高価な教材を使うかではなく、どれだけ心をこめて子どもと関わっているか。
その姿勢こそが、最も大きな力になるといえます。
入試概要と日程
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募集人数
募集人数は 40名。
近年9〜10倍という高い倍率で、11月初旬の2日間にわたって実施されるため、いわゆる“受験ライト層”の少ない、真剣度の高い入試といえます。
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出願登録(Web)
2025年9月8日(月)〜10月2日(木)
期間中に、インターネットを通じて出願登録を行います。
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願書郵送
同期間(9月8日〜10月2日)に、出願サイトから 願書(A4サイズ) と 参考票(B4サイズ) を印刷し、郵送にて提出します。
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考査(お子さまのみ)
2025年11月1日(土) に実施予定。
内容はペーパーテストのみで、受験順は50音順となります(所要時間は約20分)。
考査中、保護者の方は教室にてお待ちいただきます。
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面接・行動観察
11月2日(土)・3日(日) のいずれか1日に実施。
まず行動観察を行い、その後に親子面接が行われます。
受験日はあいうえお順に振り分けられ、「わたなべ」など後半の姓の場合は3日目になる可能性が高いようです。
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合格発表・手続き
2025年11月4日(火) に合格発表が行われます。
補欠の発表はありません。
※これは一般的な流れの一例です。最新年度の募集要項を必ずご確認ください。
願書と参考票のポイント
入学願書
入学願書には、氏名・住所・生年月日・電話番号・通学経路・保護者名・本人写真 など、事務的な項目を記入します。
内容としては比較的シンプルですが、書面全体の印象を左右しますので、字の丁寧さや整った体裁を意識しましょう。
参考票
参考票には、雙葉小学校が重視する「ご家庭の教育姿勢」を伝えるための項目が並びます。
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志望動機・学校を選んだ理由
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ご家庭の教育方針・お子さまに望む姿
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お子さまの性格・生活習慣・家庭での様子
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保護者記入欄(自由記述)
ここでは、「なぜ雙葉なのか」を家庭の言葉で自然に表現できているか が重要です。
特別な言葉を並べる必要はありません。むしろ、日常生活の中でどんな関わりをしているか――たとえば、挨拶の習慣やお片づけの姿勢、家族での会話などを、具体的に記すことが信頼につながります。
書き方のコツ
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学校の教育方針を理解しているかどうか が伝わる内容にする
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日常の家庭教育 を、具体的なエピソードとして書く
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丁寧な文字・読みやすい行間・整った構成 を意識する
特に、参考票の最初の4つの質問は非常に重視されます。
雙葉小学校は「ペーパーでできる子」を求めているわけではなく、ご家庭の生活の中で育まれている人間性や温かさを見ています。
考査内容①ペーパー
雙葉小学校のペーパーは、決して難問ではありません。
問題数も多くなく、20分間で5問程度。1グループは20名ほどで実施されます。
当日は お子さまのみの考査 で、保護者の付き添いは登校・下校時のみとなります。
試験は教室内でグループ形式にて行われ、内容は「知的理解」「生活態度」「社会性」「行動観察」など、お子さまの内面的な成長や人間性を重視した構成です。
ペーパーテストの内容(知的理解・言語・数量・記憶)
雙葉では、単なる知識の多さよりも、
言葉を正確に聞き取り・理解し・自分の言葉で考える力を見ています。
出題は以下のような領域から幅広く構成されます。
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お話の記憶:長めの物語を聞いて内容を理解し、登場人物や順序、場面の流れを問う問題。
ファンタジー要素を含む創作的な話が多く、言葉だけでなく情景を想像できるかどうかが試されます。
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言語課題:音の数、しりとり、仲間分け、反対語など、言葉の感覚や柔軟な思考を問う問題。
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数・図形:大小・多少・順序・系列・図形の回転・模様の法則など。
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常識問題:季節の花や行事、日常生活のマナーといった身近な知識。
評価のポイント
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集中して話を聞けるか
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指示を正しく理解し、落ち着いて行動できるか
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姿勢を保ち、最後まで丁寧に取り組めるか
たとえば、「魚が葉っぱの影に何匹隠れているか」といった数の操作の問題もあります。
紙に書けなくても、簡単な割り算や余りの感覚を理解しているかどうかが見られます。
また、しりとりで「2音目」でつなぐ課題など、聞いて理解する国語力が問われたこともあります。
小学校入学後もプリントは配られず、連絡帳を自分で管理するような学校なので、自立して聞き取り・理解する姿勢が求められます。
巧緻性課題
ペーパーの後には、簡単な巧緻性の課題が行われます。
内容は箸の操作、ひも通しやクリップ留めなど、日常的な手先の動作が中心。
ハサミや貼り絵などの大掛かりな作業は出ません。
塾によってはペーパー対策を重視する傾向がありますが、雙葉では生活の中で自然に身についた丁寧さが重視されます。
「お母さまと一緒にスモッグをたたみましょう」といった課題もその一例です。
考査内容②行動観察
雙葉小学校の考査2日目は、行動観察と面接です。
行動観察の内容
過去には、パラバルーンやボウリング(ペットボトルを倒すなど) の活動が出題されています。
このとき、次の人のためにペットボトルを立て直すか、線を越えずに並ぶか、先生のお話を最後まで聞けるか、といった約束を守る姿勢や思いやりが見られます。最近では、イルカやカモメになって3つの班に分かれて、折り紙やお絵かきなどして遊ばせるという課題も出題されました。
典型的な出題例
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ボール回しなどの集団ゲーム(歌やリズムに合わせて動く)
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先生の指示に従って動く課題
例:「赤い線の中に入りましょう」「黄色い丸の上に立ちましょう」 -
共同制作や片づけ(家庭でのしつけ・生活習慣が表れやすい)
評価の傾向とアドバイス
雙葉の行動観察では、協調性と静かな意欲が最も重視されます。
元気すぎるリーダーシップよりも、周囲と歩調を合わせながら自然に動ける柔らかさが評価される傾向です。
面接(親子面接)
行動観察と同じ日に、親子同席で面接が実施されます。
所要時間はおよそ 5〜10分程度。1名の先生が担当し、家庭の雰囲気や親子の関わり方を丁寧に見られます。
面接の形式と内容
面接には、いわゆる一問一答形式の質問もあれば、
「ご家族でこのテーマについて少し相談してから、順にお話しください」
といった家族全員での対話型の質問もあります。
このときに見られているのは、答えの内容そのものではなく、親子の関係性です。
目を見て話せているか、相手の言葉を素直に聞けているか、親子の間に温かい信頼関係があるかどうかが大切です。
親が一方的に話すのも、逆に子どもが主導権を握りすぎるのも好ましくありません。
自然で穏やかに、仲の良い家庭の空気が伝わることが何より重要です。
質問の一例
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ご家庭で大切にしていることは何ですか?
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なぜ雙葉小学校を志望されましたか?
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お子さまの性格や長所、最近感じる成長について教えてください。
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お子さまにはどんな人になってほしいとお考えですか?
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(親子や家族へのテーマ質問)ご家族で相談の上、お話しください。
また、お子さまへの質問は日常的な会話に近く、
「お名前を教えてください」「何歳ですか?」「好きな遊びは?」「おうちで誰と遊びますか?」
といった内容が中心です。自然な受け答えや落ち着いた態度が評価されます。
特徴的な質問例
雙葉では、親子の関係性を垣間見るようなやり取りも見られます。
たとえば、
「あなたのお名前の由来をお母さまからお話しください」
「では今度は、お子さまからお母さまに説明してみてください」
というように、家庭での会話の温度やお互いへの理解が感じられる質問が出されることもあります。
また、テーマを与えられて「親子で相談して答える」という形式の発表も行われます。
面接で重視されるポイント
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親の受け答えが落ち着いていて、誠実さが感じられるか
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ご家庭の教育方針が、雙葉の理念(謙虚・誠実・思いやり)と一致しているか
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子どもが親を見上げることなく、自分の言葉で穏やかに話せているか
まとめ 〜雙葉をめざすご家庭へ〜
雙葉小学校の考査で問われるのは、特別な知識やテクニックではありません。
日々の生活の中で育まれる思いやり、丁寧さ、落ち着いた習慣こそが大切です。
ご家庭でできる対策ポイント
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朝の支度や持ち物の準備を自分で行う習慣をつける
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読み聞かせのあとに「どんなお話だった?」と会話を重ねる
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折り紙・工作・お絵描きなどで集中力と巧緻性を育てる
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友達と遊ぶときに「順番・譲る・ありがとう」を意識させる
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食事・挨拶・片付けなど、家庭の生活リズムを丁寧に整える
こうした日々の積み重ねが、そのまま雙葉の考査につながります。
とはいえ、「どこを伸ばせばいいかわからない」「手が回らない部分を見てほしい」
という方も多いはずです。
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