小学校で習う漢字は1006字。
量の多さと形の煩雑さから、「漢字なんて形がなんとなく合っていればいいでしょう」と考えて、それっぽい漢字を書くことで対処しようとすることはないでしょうか。
幸運にも、漢字の書き方を細かくチェックしてくれる先生に出会えれば、漢字の練習をする機会は与えられるかもしれません。
ところが実際には、特に誰からも間違いを指摘されることなく、中学・高校時代を過ごせてしまうことも意外とあるようです。
大人になると、漢字の間違いに気付いても、指摘してくれるような人は少なくなるため、漢字を修正する機会は、さらに少なくなります。
漢字を正しく書けないと、
・テスト時に誤字で減点される。
・漢字に対して苦手意識を持つ。
・書くことを避けるようになる。
・文書作成時には書く作業に時間や手間がかかる。
といったデメリットが生じることもあり、総合的に学習効率を下げる原因にもなります。
(例えば、社会の問題の答えが「アメリカ合衆国」だと分かっても、「衆」を正しく書けない等。)
年をとるほどにやることは増えていきますし、漢字という基本的な勉強に時間を割くことは難しくなっていくと思います。
できることはできるうちに。
横着せず、基本をしっかりおさえていくことが大切です。
飯田橋ゼミナールでは、教科問わず、漢字の書き取りが苦手な生徒さん向けの指導も行っています。