平素から授業ノートをきれいに取れる中学生は、
ノートコピーに暗記ペンで線をひき、
そのまま、暗記用のまとめノートにすることもできます。
筆記用具によっては、
暗記ペンでコピーをうまく隠せない場合もありますが、
自分なりの工夫で、まとめノート作成に
なるべく時間をかけない方法を模索してみるのもよいでしょう。
要は、はじめからすばらしい完璧なまとめノートを作ろうとはせずに、
定期テストのたびに、使いやすいように改変していけばよいのです。
私が中学生のころは、暗記ペンはありませんでしたし、
コピーもふんだんに使える環境ではありませんでした。
まとめノートは、大学ノートを縦2つに折り、
左に問題または□つきの文章をかき、右側に解答を書くというものを作り、
答えを下敷きで隠しながら、テストのための暗記をしていました。
一問一答の問題に対しては、現在でも有効な方法だと思います。
さて、中高一貫校の理社テストは記述式問題も多いことでしょう。
知識の暗記を進めた後は、定期試験対策の総仕上げとして、
自分で記述式問題を作ってみるとよいです。
授業をしっかり聞いていれば、
先生が力を入れて説明したところはわかりますので、
「なぜ?」を問う問題は、比較的簡単に作ることができます。
自分で問題を作り記述解答を書くことで、
覚えた知識を矛盾なく再整理することができますし、
論理的な文章を書く練習にもなります。
作った記述式問題を友達と交換して解きあうことができたら、
さらによい定期テスト対策になることでしょう。