小低学年生の保護者に、
「どうしたら、勉強することが
好きになるでしょうか?」
と聞かれることがあります。
まず、「勉強」ということばは
やっかいな言葉です。
「勉めることを強いる」と書きます。
努めるは、困難に耐えて努力する、
励むことを意味し、
それを周りから強いられるのが、
「勉強」のようです。
漢字で見ると、
「力」や「弓」と強い
印象の文字が入っていて、
見た目にも心にも重~く感じます。
私は、大人になった今でも
「勉強」という言葉が好きでは
ありません。
私でもそうですから、
「勉強しなさい。」と
耳だこができるほど
言われているお子さんには、
勉強=つらいことのイメージが
ますます強くなってしまうことでしょう。
さて、勉強(学ぶこと)が
好きなお子さんは、
勉強を勉強と思っていません。
「どうしたら、そうなれるか?」には、
いくつかのヒントがあります。
まず、「できた、できない」で、
こどもを褒めたり叱ったりするのを
やめましょう。
「できないことはダメなことなんだ、
だったらやりたくない。」
勉強を後ろ向きに考えて
しまう子供がます。
学び始めた小1~3くらいでは、
一生懸命がんばっている過程を
褒めてあげてください。
そして、がんばっている過程が
結果(できた)につながることを
体感していくことが大切です。